1973年(昭和48年)パンダ雛
日中国交正常化によって、1972年に中華人民共和国から、日本につがいのジャイアントパンダが贈られました。
パンダは「ランラン」(メス)と「カンカン」(オス)と名付けられ、上野動物園で生活することになります。
それまで一般的には知られていなかったジャイアントパンダですが、このおめでたい贈りものが報道されると、その愛くるしい姿に国民は夢中になり、パンダブームがおこりました。
見物には長蛇の列ができ、上野動物園は人々でいっぱいになりました。
その後、多くの人に愛されたランランとカンカンは、1979年・1980年に亡くなってしまいます。
1979年ランランは自然交配で妊娠しますが、妊娠中毒で亡くなります。
そして翌年カンカンも心不全で亡くなってしまいました。
パンダは25〜27歳まで生きると言われています。
ランランは11才、カンカンは9才で亡くなりました。
動物を、本来の生活に近い形で生息させるような取り組みが、多くの動物園でなされることを願って今日は終わりにします。