『浮舟』自らの運命に気づかぬ幼い頃

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幼源氏 浮舟

浮舟は『源氏物語』の終盤に登場する女性です。

――光源氏亡き後のこと・・・。
人々は、源氏に代わる人は「匂宮」か「薫」であると、噂していました。

浮舟は、光源氏の弟の三女。


ある時、薫は浮舟の姿を見て、昔恋した女性に似ているということもあり、その美しさに心惹かれます。
その後、浮舟は異母姉である「中君」の元へ預けられることになります。

中君の夫である匂宮は、浮舟が彼女の妹であるとは知らずに言い寄りますが、彼女は何とか逃れて隠家に忍んで移り住みます。

彼女に思いを寄せていた薫はこの事情を知り、隠家を訪れて浮舟を連れて行ってしまいます。
薫が浮舟をかくまっていることを知った匂宮は、薫を装って彼女のもとを訪れ、思いを遂げてしまうのです。

二人の男性に愛された浮舟は苦悩するのでした・・・。

そんな、浮舟の幼少期の木目込み人形キットがこちらの『幼源氏 浮舟』です。

お姫様らしい華やかな衣裳。
お花を片手に、誰かに見せているのでしょうか・・・?
丸顔は彼女の幼さを上手く再現しています。

自らの運命にまだ気づいていない頃のあどけない少女のキットです。