松風
『松風』は源氏物語18帖のタイトルです。
本日は、こちらを題材にした人形キット『松風』をご紹介いたします!
――光源氏、31歳の頃。二条東院が完成します。
源氏は、明石の君の上洛をうながしますが、身分違いを理由に彼女はなかなか応じてくれません。
入道の勧めにより、明石の君はやっと大堰川あたりの別荘に上京します。
喜んだ源氏はすぐにでも会いにいこうとしますが、心を煩わせることが多く、彼女の元へ行くことができませんでした。
都に移ったものの、源氏は会いに来てくれず、故郷を恋しく思う気持ちが生まれる明石の君。
そんな心を紛らわすため、彼女は琴を奏でます・・・。
こちらのキット『松風』は琴を奏でる明石の君。
穏やかな表情ではありますが、どこか悲しげな雰囲気がただよいます。
「重ね」という技法を使いますので、立体的で華やかな仕上がりに。
長い漆黒の髪が明石の君の美しさを一層引き立てます。
『源氏物語』の世界を堪能していただける自慢のキット。
時間をかけてゆっくりと制作してみてください。