突然ですが「日本五大一覧」という言葉を聞いた事はありませんか?
五大都市、五大新聞、五大政党、五大桜…等々、日本を代表する五つのものの一覧を、日本五大一覧と称するそうです。
中には、「日本五大昔話(日本五大おとぎ話)」なんてものまでも入っており、この言葉を聞いた方の中には、「昔話はたくさん聞いたけれど、どれが五大昔話なんだろう?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
昔話の代表として、日本五大昔話に数えられている昔話は、
『桃太郎』『花咲か爺さん』『猿蟹合戦』『かちかち山』『舌切り雀』
なんだとか。
確かに、誰もが一度は聞いた事のある昔話ですよね。
という訳で本日は、「どんぶらこっこ、すっこっこ…」の昔話でもお馴染み、「桃太郎」の五月人形をご紹介します!
真多呂人形の桃太郎
桃から生まれておじいさんおばあさんに育てられ、きび団子をもらい、犬猿雉をお共に鬼が島へ鬼退治…。ご存知、「桃太郎」の武者人形です。
鬼が島の鬼に勝利し、たくさんの金銀財宝を手に入れて、郷里で末永く幸せに暮らしたという桃太郎の昔話は、その勇ましさやサクセスストーリーが古くから好まれ、五月人形の題材として愛されてきました。
桃は昔から魔除けの植物として信じられてきました。
桃から生まれ鬼を倒した桃太郎は、邪気を払い、お子様の健やかでたくましい成長を願います。
桃太郎
日本一ののぼりをかかげ、鬼を退治した瞬間を再現しています。
扇を広げた堂々たる姿は、あっぱれそのもの。
鎧や脛当て、陣羽織、鉢巻き等をまとった、賑やかな衣装も見事。
鉢巻きや鎧の胸元、のぼりには、小さな桃の絵や飾りが付いて、細部までのこだわりを感じさせてくれます。
手描きで描かれた目や口元は、優しくも凛々しい印象。
いつまでも飽きないお顔をした、品の良い五月人形です。
本金 桃太郎
「鬼が島」を仰ぎ見るような姿が凛々しく、また、微笑んでいるようなお顔が愛らしい作品です。
桃太郎の足下には、お供の「戌(いぬ)」の姿。
まさに、鬼退治に出かけるワンシーンを再現しているようです。
注目していただきたいのは、桃太郎の”後ろ姿”。
腰に差す刀によって、衣装がめくれるといった細部にまで、手抜きなくこだわっています。
コンパクトに飾れるため、年間を通してのお飾りとしてもおすすめです。