本日は、五楽人・七楽人の並べ方と、お道具の持たせ方をご紹介いたします。
五人囃子が能楽なのに対し、五楽人・七楽人は雅楽を奏でています。
五楽人・七楽人の並べ方
五楽人の場合、向かって左から、「横笛(よこぶえ)」「縦笛(たてぶえ)」「火焔太鼓(かえんだいこ)」「笙(しょう)」「羯鼓(かっこ)」の順に並べます。
写真の五楽人は、「瑞花雛11人飾り」の五楽人です。
七楽人の場合、向かって左から、「琴」「横笛」「縦笛」「火焔太鼓」「笙」「琵琶」「羯鼓」の順に並べます。
写真の七楽人は、「蓬莱雛17人揃」の七楽人です。
五楽人・七楽人のお道具の持たせ方
琴(こと)
両手を下向きにして、前に出しているお人形です。
前に琴を置きます。
横笛(よこぶえ)
両手を横に交差させるように出しているお人形です。
両手の間に横笛を差し入れます。
縦笛(たてぶえ)
両手を縦に交差させるように出しているお人形です。
両手の間に縦笛を真っ直ぐ差し入れます。
火焔太鼓(かえんだいこ)
何かを握るような形で両手を前に出しているお人形です。
両手に太鼓の“ばち”を差し入れ、横または後ろに火焔太鼓を置きます。
笙(しょう)
両手を上に向け、何かを包むように前に出しているお人形です。
両手に笙を乗せます。
琵琶(びわ)
右手に“ばち”を持たせ、左手で支えるように琵琶を置きます。
羯鼓(かっこ)
何かを握るような形で両手を前に出しているお人形です。
両手に太鼓の“ばち”を持たせ、手前に羯鼓を置きます。
写真の七楽人は香佳雛17人飾りの七楽人です。