
本日は、三人官女の並べ方と、お道具の持たせ方をご紹介いたします。
三人官女の並べ方
三人官女とは、お内裏様に仕える宮廷の女官です。
向かって左から、「銚子(ちょうし)」「三方(さんぽう)」「長柄銚子(ながえのちょうし)」の順に並べます。
三人官女のお道具の持たせ方

銚子(ちょうし)
一般的には銚子で通っていますが、正しくは「提子(ひさげ)」という道具です。
銚子はお酒を注ぐための酒器で、提子は銚子にお酒を加える道具です。長柄銚子にお酒を加える役割となるので、「加銚子(くわえのちょうし)」とも呼ばれます。
手がつるを下げられるように上を向いていますので、そこに掛けます。

三方(さんぽう)
三方は、盃が乗っている台です。
両手に乗せるように持たせます。
この官女だけ眉無しでお歯黒をしている場合があり、既婚者(もしくは、女官は独身のため年長者)であると言われています。

長柄銚子(ながえのちょうし)
長柄銚子もお酒を注ぐための酒器ですが、銚子(提子)に対して本酌となります。
従酌よりも本酌の方が上位となりますので、左(向かって右)に並べます。
これは、左側を上位とする「左上位」にならっている為です。
注ぎ口のある方が内側(三方側)にくるように、両手で持たせます。
写真の三人官女は芙蓉雛10人揃の官女です。