
豪華な段飾りになってくると、三人官女や楽人に加え、随身が付いてきます。随身とは右大臣と左大臣の事で、弓矢を持ち、宮廷を警護する武官です。
本日は、随身(ずいしん)である右大臣と左大臣の、並び方とお道具の持たせ方をご紹介いたします。
右大臣と左大臣は、赤と黒の衣裳を着ている二人一組のお人形ですが、どっちがどっちだかお分かりになるでしょうか?

右大臣(うだいじん)
黒い衣裳を着ている方が右大臣です。
その名の通り、右側(向かって左の男雛側)に並べます。
右大臣は若者とされています。

左大臣(さだいじん)
赤い衣裳を着ている方が左大臣です。
左側(向かって右の女雛側)に並べます。
左大臣は老人とされ、役職としては右大臣よりも上位に当たります。
お道具の持たせ方は、どちらも右手に矢を持たせ、冠の後ろに「巻纓(けんえい)」という薄い羽根が丸まったような飾りを付けます。
さて、この若者と老人ですが、女雛側に若い男性がいるのは良くないから、老人である左大臣を置く…なんていう覚え方もあるそうです。
「派手な衣裳の方が実はおじいちゃんで、お姫様を守っている」
…なんて覚えると、飾るときに間違わないかも知れません!?
ちなみに、写真の右大臣と左大臣は、二人並んでいる写真が「本金 天宝雛15人揃」、一体一体の写真が「香佳雛17人飾り」のお人形です。