よく、「お雛様をしまうのが遅れると、お嫁に行くのが遅れる」と心配されますが、実は根拠のない事です。
「雛人形をいつまでも飾っておくのはだらしがない」という戒めのために言われ始めたのではないかと考えられています。
なので、迷信に惑わされずに、よく晴れた空気の乾いた日を選んで片付けるようにしてください。ジメジメした雨の日などは、雛人形のホコリを払う際、かえってホコリをお人形にすり付けるような結果になってしまいます。
ただ、出しっぱなしにしておくとお雛様が痛むことや、季節の節目という意味を考えると、3月中旬までには片付けたいところ。
旧暦でひな祭りを祝う地方や、旧暦3月3日まで飾っておく地方もありますので、風習を調べてみることをオススメします。