りんごの唄雛

1946年(昭和21年)りんごの唄雛

リンゴの唄は、戦後初めて企画制作された映画『そよ風』の中で、並木路子さんによって歌われました。

進駐軍の検閲第1号のレコードとして翌年1月に発売。
戦災に打ちひしがれた人々にさわやかな希望を与え、年内に12万5千枚を売り上げる大ヒットとなりました。

その後時を経て、阪神・淡路大震災後、被災地に訪れた並木さんにより震災に遭われた人々の心を癒すためこの唄が披露されました。

並木さんは2001年にお亡くなりになりましたが、多くの人々を元気づけたリンゴの唄は人々の記憶の中にずっと残っていくでしょう。


今日まで約70組の変わり雛を紹介してきました。
1つひとつの雛がその時代を映しています。

変わり雛を現代から戦後まで約60年さかのぼって見てきましたが、現代になるにつれて、パソコン・インターネットの普及で劇的に世の中が変わったように、どんどん自分たちをとりまく社会の変化が激しくなっているような気がします。

一方、これだけ社会が変わっても人が本当に欲しがっているもの、必要としているものは、100年経っても、200年経っても変わらないんじゃないかと。

そんな風に感じました。

変わり雛の紹介は一旦終わりになります。
ありがとうございました!

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