1948年(昭和48年)110番雛
戦後の悪質な犯罪急増に対応して「警察通報電話」が8大都市で昭和23年10月1日に設けられました。
東京では110番でしたが、関西で3都市は1110番で、昭和35年に統一されました。
なぜ110番という番号なのでしょうか。
番号を110番にしたのは、1の後に0を回すのが、間違いが少なく、覚えやすいという理由からだそうです。
110番通報すると、受理した係員が現場に警察官を急行させ、事件内容を詳しく聞きながら、その都度その内容を警察官に連絡しています。
こうすることで、いち早く警察官は現場に駆けつけることができるのです。
また、聴覚や言語に障害があり、緊急時に電話できない方のために、携帯電話を使った、文字入力により110番できるサイト「警視庁110番サイト」があります。
110番はどんなときに利用されているのでしょうか。
平成19年度の110番の利用中22.8%が無言電話やいたずら電話で、11.1%が問い合わせ、または相談だったそうです。
110番は事件・事故の緊急通報用の番号であり、問い合わせや相談用ではありません。問い合わせ・相談には、専用ダイヤル#9110番があります。
#9110番は、こんな時に利用します。
- 暴力団についての相談や情報
- 覚せい剤などの薬物の相談や情報
- 行方不明者の相談や情報
- 家庭内暴力などの相談
- 免許証の更新・失効についての相談
- その他、防犯・家事・民事に関する相談
- 警察に対する意見や要望 などです。
参考・警視庁HP