1953年(昭和28年)テレビ開始雛
こんにちは!今日はテレビ開始雛の紹介です。
昭和28年2月1日にNHKが、8月28日には日本テレビ放送網がアナログ放送を開始しました。
テレビといえば視聴率ですが、視聴率はどのように調べられているのか、ご存知ですか?
視聴率の対象となるのはテレビ放送です。
実際にテレビをつけている状態を‘見ている’とします。
ビデオなどで「録画」した場合、視聴率に含まれません。
昔ある芸能人が、自分は見たい番組が2つあった場合、本当に見たい番組の方をビデオに録る、だから視聴率は当てにならないと言っていました。
確かに、そういう人も多いでしょうから、録画が視聴率に含まれないということも考慮に入れなくては、という感じです…といっても視聴率にしたら数パーセントの違いかもしれませんが…。
現在、ビデオリサーチでは、全国27地区、6600世帯の協力によって、視聴率調査をしています。
調査対象世帯は、統計学に基づいてランダムに抽出されますが、病院、事務所、寮、テレビ非所有世帯、マスコミ関係者のいる世帯などは除外されます。
調査は、主にチャンネルを読み取る機械をとりつけて、1分ごとに視聴しているチャンネルを調べ、それを翌朝コンピューターに送信する、という方法で行われています。
平均視聴率は、毎分視聴率の合計を放送分数で割って算出しています。
日本の世帯数は約4700万ですから、視聴率数パーセントだとしてもものすごい数の人が同じ番組を見ていることになります。
そう考えると、テレビの力というのはものすごいものがあります。
しかし、最近ひところに比べテレビへの依存が少なくなってきました。
テレビは視聴者を誰に奪われたのでしょうか。
インターネット・携帯電話・DVD???・・・・・etc…
NHKの2005年国民生活時間調査報告書によると、テレビは年齢が高い人ほど長時間視聴しており、70歳以上の1日の平均視聴時間はどの曜日も5時間を越えています。
最もテレビを見ないのは20代で、特に20代男性のテレビを見ている人の割合は8割を下回っています。意識的にテレビを見ようと思っていない人が2割以上いるということです。
この2割の人は何をしているのでしょうか?
仕事でテレビを点ける暇のない人もいれば、情報はすべてインターネットから手に入れるのでテレビに興味がないという人もいるでしょう。
テレビは一方通行のメディアだと言われています。
テレビを見るよりも、インターネットや携帯電話で友達とコミュニケーションをとりたいと思う人がいるかもしれません。
また、インターネットでは自分が見たいものを見ることが出来ます。
Youtubeなどで自分が好きなアーティストや芸能人の動画を、四六時中見ることも可能です。家にいて休みながら、ぼーっとしながらできるという点で、やはりインターネットはテレビの宿敵かもしれません。
また、ここ10年位で、趣味を持つことがものすごく価値のあることだと思われるようになりました。
ヨガ・ダンス・ゴルフ・ジム・バイクetc…
今でもその価値は上昇していると感じますが、趣味の価値が上がったことにより、皆が趣味を持ち始め、自分の時間を費やしている人が増えたことも、テレビ離れの一因といっていいかもしれません。
昔は共通の話題がない人にはテレビの話題をすれば、何とか話をすることもできましたが……
テレビ離れに拍車がかかるとすると、もっとコミュニケーション力を磨かなくちゃならなくなるかも??しれませんね。
それでは今日はこのあたりで。