世相を映し、風刺も込める変わり雛。2008年変わり雛6点を紹介します!!
1.突然辞任雛
9月、安倍晋三総理大臣が突然辞任を表明する。2日前に所信表明演説を終えたばかりで、衆院での代表質問が始まる直前の辞意表明は憲政上例がなく、与野党、そして国民に衝撃を与えた。首相辞任の理由は、ねじれ国会でテロ特措法の再延長が困難であり局面を打開するためとも、健康問題とも言われている。
男雛:安倍晋三前首相 女雛:昭恵夫人
2.年金着服雛
少子化や年金を払わない人々の増加で、年金制度に対する不安が高まる中、年金保険料を払っているにも関わらず、社会保険庁の事務処理ミスで記録が残っていないという「消えた年金」問題が浮上。さらに、社会保険庁職員による年金着服が次々と明らかになった。一連の年金問題は、自民党が7月の参議院選挙で大敗する一因にもなった。
男雛:民主党の長妻昭議員 女雛:怒っている国民
3.そのまんま宮崎雛
タレントそのまんま東、東国原英夫氏が1月末、第17代宮崎県知事選挙に当選。「宮崎をどげんかせんといかん」という所信表明演説も注目を集めた。以後“宮崎のセールスマン”としてテレビなどで大活躍。
男雛:地鶏とマンゴーを手にした知事 女雛:声援を送る中年女性
4.軍隊エクササイズ雛
「ビリーズブートキャンプ」は、米軍の新人用基礎訓練「ブートキャンプ」を基に考案された短期集中型エクササイズ。DVDは日本で100万枚以上を売り上げ、大ブームとなった。生みの親、ビリー・ブランクスさんは「隊長」の呼び名で親しまれている。
男雛:ビリー隊長 女雛:ビリーさんの信奉者
5.大相撲騒動雛
横綱朝青龍の一連の騒動。療養を理由に帰国していたモンゴルで、元気に(?)サッカーをしていたことが判明。2場所出場停止処分に。今年の角界は波乱続きで、閉鎖的な体制に疑問の声もあがった。
男雛:横綱 女雛:モンゴル民族服姿の夫人
6.おしりかじり虫雛
NHK「みんなのうた」でブレイク。遠慮して言いたいことを言わなかったり、距離を置いた現代の人間関係を嘆き、「おしりかじり虫」が立ち上がる。さまざまな困難を乗り越え「暖かな遠慮=お節介」によって人々をつないでいく「おしりかじり虫」をユーモラスに描く。のんびりとした歌が幼稚園のお歌の時間でも人気となった。
男雛:幼稚園児の男の子 女雛:幼稚園児の女の子