1957年(昭和32年)神武雛
こんにちは!
今日は神武雛を紹介します。
昭和31年秋から翌年5月まで、国内は未曾有の好景気に沸きます。
建国以来の好景気という意味から付いた名は「神武景気」。
この好景気により、第2次世界大戦後の復興を果たした日本経済は「もはや戦後ではない」という有名なことばで表され、洗濯機、冷蔵庫、白黒テレビの「三種の神器」が一般家庭に普及していきました。
さて、ここで1つの疑問が生まれました。
「三種の神器」とは、歴代の天皇が皇位のしるしとして受け継いだとされる3つの宝物。転じて、揃えてあれば理想的とされる3つの品物のことをいいます。
今の世の中で「三種の神器」といえば何でしょうか?
「薄型テレビ・デジタルカメラ・DVDレコーダー」がデジタル三種の神器と言われることがあります。現代版三種の神器です。
でも、この3つ、いらないよと思ってる人もいるはずです。この3つが登場した時、洗濯機、冷蔵庫、白黒テレビほどの衝撃はなかったと思われます。
元祖三種の神器は、どの家庭にもなくてはならないものとなりましたが、現代版三種の神器はなくても生活できるものです。
例えば、DVDレコーダーを買うなら趣味にお金を使いたいという人は存在するはずです。
でも、趣味にお金を使いたいから、洗濯機を買わないという人はなかなかいないはずです。
そう考えると、元祖三種の神器の強さを持つような、現代版三種の神器はないと思われます。
生活必需品のような商品はもう出尽くし、さらに世の中に商品や趣味やレジャーが溢れ、お金の使い道が増えました。
そのため現代版三種の神器は生まれなくなったのかもしれません。
それでは今日はこのあたりで。