素朴な賀茂人形の特徴
もてはやされる珍しい木目込み手法と、豊かな趣
賀茂人形が作られる以前では、人形と言えば、縫い合わせた着物を着せる、いわゆる「着せ付け人形」か、木彫りに直接彩色を施したものばかりでしたので、この木彫りに筋を入れて衣裳を木目込むという新しい手法による人形は、たいへん珍しがられたようです。
初めのうちは「賀茂人形」あるいは「柳人形」と呼ばれましたが、名人の大八郎が有名になってからは、「大八郎人形」とか「大八人形」といって京都の高級なみやげ物としてもてはやされました。
賀茂人形が作られる以前では、人形と言えば、縫い合わせた着物を着せる、いわゆる「着せ付け人形」か、木彫りに直接彩色を施したものばかりでしたので、この木彫りに筋を入れて衣裳を木目込むという新しい手法による人形は、たいへん珍しがられたようです。
初めのうちは「賀茂人形」あるいは「柳人形」と呼ばれましたが、名人の大八郎が有名になってからは、「大八郎人形」とか「大八人形」といって京都の高級なみやげ物としてもてはやされました。
木目込み人形は、いまからおよそ260年前の江戸元文年間に、京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重という人が作った小ぶりの人形が「木目込み人形」の始まりとされています。
高橋忠重は、当時、上賀茂神社に仕える堀川家で宮大工をしていました。
この堀川家は神官で、代々、祭り事に使用される諸道具を上賀茂神社に納める職にありました。
その道具の一つである「柳営(神事に用いられる小物を入れる箱)」を作った時の端材を、暇なおりに忠重が削って人形にしていたようです。
その人形は鴨川のほとりの柳の木を素材に木彫をほどこし、そこに溝を掘り神官の衣裳の端切れをきめこんだものでした。
木彫りのあとに磨きをかけることもなく、青みがかった柳の木肌がそのまま生かされた、とても味わい深い人形です。
大切な五月人形に「本金蒔絵の家紋」をお入れいたします!
真多呂人形では、一冑の鎧兜をお求め頂いたお客様に、無料でお櫃の正面に家紋をお入れするサービスを行っております。(※一部の鎧兜は有料となります)
家紋は全て手描き「本金蒔絵」にてお入れいたします。
シールやワッペン形式の物ではありません。
お子様・お孫様にとって、一生にひとつの節句人形。
大切な五月人形に、本金蒔絵の家紋も添えてみませんか。
本日は、木目込みならではの暖かさを感じられる、木目込み兜のご紹介です。
カタログ未掲載商品のご紹介です。
昨年までは、店舗のみの販売でしたが、「木目込みならではの暖かさを感じられる」とのご好評につき、インターネットでの販売を開始致しました。
丸みを帯び、とても温かい表情の兜。
とても可愛らしい姿ながら、吹き返しの模様や威の部分まで、丁寧に再現しています。
コンパクトサイズで、和室・洋室関係なく、お楽しみいただけます。
お店のディスプレイや、季節のインテリアのお飾りとしても、人気の高い商品です。
本日、ご紹介する武者人形は、「鐘馗」。
鐘馗と言えばたくさんのお髭を生やし、勇ましい顔で睨んでいる「大人の鐘馗」が有名ですが、こちらはお子様にも親しみやすい、やさしいお顔の鐘馗人形です。
お子様にも親しみやすい、やさしいお顔の鐘馗人形です。
鐘馗は中国に伝わる魔よけの神様。
伝説では、玄宗皇帝がマラリヤにかかった際に夢の中へ登場し、病気を治したと言われています。
唐代では歳末に鐘馗をまつって魔よけをしていました。
これが日本に伝わり、端午の節句の魔よけとして鐘馗が飾られるようになりました。
お子様の健やかな成長を願うお節句にぴったりのお人形です。
本日は、「場所をとらないコンパクトサイズ」で人気のある、四分の一 白糸沢瀉兜飾りセットのご紹介です。
威(おどし)に白糸を使用した兜飾りは、初めてのご紹介。
四分の一兜飾りは、場所をとらないコンパクトサイズです。
白糸縅(しろいとおどし)の兜は、源 頼朝が所用したと伝えられています。
兜の糸の威し方は、沢瀉(おもだか)という技法。白糸に、紅糸・緑糸・紫糸の三角柄と言う高貴な色合いに仕上がっています。
古の武将は、単に敵を威嚇するためのものだけでなく、もののあはれを知り、真剣に美を求めていたようです。
吹返と眉庇(まびさし)には、唐獅子と牡丹をあしらった鹿革をはり付けています。
兜の両脇には、滋籐(しげとう)の弓と刀緒に猿手と呼ばれる装飾を施した金覆輪太刀(きんぷくりんのたち)を並べました。
また、兜を引き立てる金屏風には、金沢箔を使用しています。
本日は、新作の中から「五月童」をご紹介します。
どっしりとかまえる姿が愛らしい五月童です。
あぐらをかき、腕を組む姿は、たくましい男の子をイメージしました。
その姿は、まるで戦の出陣を待っているかのよう・・・。
鯉のぼりと菖蒲、そしてシックなついたても特徴のひとつ。
こちらはセットになっており、取り外す必要がありません。
だから、見た目の豪華さに対して、飾るのがとても簡単です。
ついたてに描かれている龍は、
「鯉は天に昇って龍になる。すなわち、出世する」
と言われ、縁起がいいとされています。
スタッフ一同から「可愛い!」と評判の五月童は、お客さまからの人気もとても高い五月人形です。
武者人形の中で、金太郎と同じくらい有名なお人形が、桃太郎です。
本日は、新作の中から「本金 桃太郎(ケース入り)」をご紹介します。
「鬼が島」を仰ぎみるような姿が凛々しく、また、微笑んでいるようなお顔が愛らしい作品。
桃太郎の足下には、お供の「戌(いぬ)」の姿。
まさに、旅に出るワンシーンを再現しています。
注目していただきたいのは、“桃太郎の後ろ姿”。
腰に差す刀によって、衣装がめくれるという細部までこだわっています。
ケース入りでコンパクトに飾れるため、年間を通してのお飾りとしてもおすすめです。
近年の住宅事情も相まって、節句人形にも様々なバリエーションが登場しています。
真多呂人形では、間口サイズ別や価格別等、五月人形を選ぶ上では欠かせない、便利な一覧をご用意しております。
どうぞご活用下さい。
近年人気なのが、ケース入りの五月人形です。
ケース入りはホコリや毛等から五月人形を守るので、インテリアとして年間通して五月人形を飾りたい方や、ペットを飼っている方にも最適です。
また、コンパクトに飾れるお人形が多いのも、嬉しいところです。
真多呂人形でも、「ケース付き五月人形」を多数取り扱っております。
コンパクト飾りから大きなケース入りまで、ご希望にあわせてお選びください。
本日は、便利なガラスケース付きの武者人形『剛(ごう)』をご紹介します。
可愛いおかっぱ頭の男の子が、丸太の上にちょこんと乗っているこのお人形。
その手に握られているのは…?
お気づきでしょうか。
このお人形が持っているのは、立派なまさかり。
まさかりと言えば、金太郎人形の象徴でもありますね。
そうです。
まさかりを持ったこの男の子のお人形は、幼少期の金太郎をイメージして作られました。
剛(ごう)という名前も、たくましく、健やかな金太郎にちなんでつけられたもの。
ケース入りでコンパクトに飾れるので、年間通してのお飾りとしてもおすすめです。
二男様、三男様への節句人形にもどうぞ。
一般的には母方の実家から贈られていたものですが、今では、両家で折半するなど様々です。
古くはお嫁入り道具として婚家へ持参したものでした。
従って、母方の実家から贈る例が多いようです。
しかし、現在では、可愛い孫のためにと両家で話し合い、費用を折半することも多くなりました。
地域の習慣の違いや経済的な理由もあるので、両家で話し合って決めるのがよいでしょう。
ちなみに、真多呂人形で2007年にアンケートを実施してみた結果が、「人形豆知識 – 雛祭りの初節句マナーあれこれ」に掲載されています。
ご参考までにどうぞ。
休日にでも、家族揃ってお店に出かけ、希望にあった品を選んでみてはいかがでしょう?
本日は、よくある質問「次女、三女の初節句はどうすれば?」に、お答えします。
ひな人形は、お嬢様を災いなどから守ってもらう“身代わりのお守り”とされています。
長女さまが親王飾りなどでしたら、次女・三女の方には官女様を買い足す方も多いようです。
また、長女さまが3段飾りをお持ちでしたら、立雛など場所をとらない小さなお雛様をお求めになる方が多いようでございます。
市松人形や女の子のお人形をお求めになる方もいらっしゃいますが、現在は、小さい親王飾りや立雛も数多く出来ております。
“一人一人の身を守る”という意味合いからすると、できれば小さくても、ちゃんとご本人のおひなさまをご用意される事をお勧め致します。
ご家族皆さんで、楽しいおひな祭りを迎えてあげられるよう、ご検討下さいませ。